== 因数分解を使って2次方程式を解く方法 ==
【要点】
(1) 右辺が0になるように変形する
【例】
▼この形のままでは解けない
x2+x=6
◎右辺が0の形にすると因数分解できる
x2+x−6=0

(2) 左辺を因数分解する(一番大きな区切りを掛け算にする)
【例】
▼これは因数分解ではない
(x+1)(x+2)+6=0
◎一番大きな区切りが掛け算になっていることが重要
(x+3)(x−4)=0
(3) 2つの1次方程式に分かれた後で,符号に注意すること
【例】
因数分解のときの係数と方程式の解は符号が違う
x2+2x−3=0
→ (x+3)(x−1)=0
→ x+3=0またはx−1=0
x+3=0から,+3を右辺に移項すると,符号が変わるからx=−3
x−1=0から,−1を右辺に移項すると,符号が変わるからx=1
→ x=−3, 1
※2次方程式の解き方で,左辺が因数分解できるとき,割と簡単に解けます.
しかし,間違った思い込みをしている場合は,全部間違うことがあります.
解答について「全部間違っている!」と何度も抗議の連絡をくれる人は,もう一度上の(3)を読んでください.

【問題1】 次の2次方程式を解いてください.(選択肢の中から正しいものを1つクリック)
(1)
x2+3x+2=0
(2)
x2+x−12=0
(3)
x2−5x+6=0
(4)
x2−5x−6=0

【問題2】 次の2次方程式を解いてください.(選択肢の中から正しいものを1つクリック)
(1)
x2−4=0
(2)
x2−4x=0
(3)
x2−6x+9=0
(4)
(x+3)2=4

【問題3】 次の2次方程式を解いてください.(選択肢の中から正しいものを1つクリック)
(1)
2(x2−7)=(x−1)2
(2)
(x+3)2=(2x−3)2
(3)
(2x−1)(3x−1)=(2x−1)2
(4)
2(x+1)2=−(x−1)2+3
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